テンペって?
テンペは、ゆでた大豆をテンペ菌で発酵させた大豆発酵食品です。
インドネシア発祥で、その製法が似ていることから“インドネシア納豆”とも呼ばれています。
発祥の地インドネシアでは、ゆでた大豆にテンペ菌をふりかけてから、バナナの皮で包んで醗酵させます。
“納豆”って聞くと、においがイヤ!とか、ねばねばがイヤ!っていう方がいますよね。
テンペはにおいも、粘りもないんです。よくかんでいくとしっかりした大豆の味が広がります。
味に強いくせがないのもテンペの特徴です。くせがないからこそ、いろんな味付けや料理に応用できます。たいていの調味料に合わせることができます(濃い目の味付けが良いかも・・・)
しかも、解凍したテンペは、包丁を入れるとスッと簡単に切れるやわらかさ。
熱を加えると、少し固めの歯ごたえが味わえますが、細かくすりつぶすのも簡単なので、歯の悪い方でも食べられます。
テンペ菌って?
テンペ菌はカマンベールチーズや麹に使われている白カビの一種でハイビスカスの葉の裏やバナナの葉についているクモノスカビと呼ばれる糸状菌です。
テンペがケーキ状に固まっているのは、この菌が大豆一粒一粒の隙間にまでびっしり入り込んでいるためです。
テンペの栄養価は?
原料の大豆は『畑の肉』と呼ばれるように、良質のたんぱく質を豊富に含んでいます。
テンペ菌が発酵して行く際には必須アミノ酸やビタミンB群もグンと増えます。
食物繊維やミネラル、リノール酸、リノレン酸などもたっぷり含まれています。 |